御社の半導体生産性は完璧ですか?
もうこれ以上の生産性向上などあり得ない.完璧だ.万全だ.などと信じ切っておられませんか?もしもそうであれば,いますぐ考え直してください.チップ縦横比とウェーハ配置を改善すれば,もっと生産性をアップできます.必ずできます.何故なら,世界で唯一,このサイトでのみ提供している技術だからです.その効果はウェーハ1枚当たりのチップ数が少ないほど大きくなります.例えばチップサイズの大きいCMOSセンサを製造されている場合とか,小径基板であるSiCなどの化合物半導体をお使いの場合は,顕著な効果が期待できます.
本当に,歩留だけ良ければ十分ですか?
「半導体産業は歩留産業である」と言われます.わずかな塵や埃で著しく歩留が低下するため,パーティクル対策に多額の費用が必要となるからです.実際,肝心の良品チップ数は次式で表されますから,歩留が重要なのは明らかです.しかし,1枚のウェーハから切り出せるチップ数(有効チップ数)も同じように重要です.
良品チップ数 = 歩留 × 有効チップ数
ところが,有効チップ数を増やそうと考える人は殆どいません.その理由は以下のようなものです.
①有効チップ数はその面積で決まり,後からは増減できないと思っていた.
②正方形が必ずしも最良のチップ形状でないとは知らなかった.
③自分の任務は歩留向上なので,有効チップ数の増加には関心が無い.
④有効チップ数の増加を提案したが,上司の許可が得られなかった.
それでも,折角の儲けを見逃しますか?
弊社が提供する2つの演算サービスは,有効チップ数を最大化する情報を提供します.
①縦横比最適化:チップ縦横比と有効チップ数の関係を示す →
試してみる
②配置最適化 :有効チップ数を最大化するウェーハ中心位置を示す →
試してみる
注)通常はメニューバーのタグ(演算サービス)から移動します.
もし,有効チップ数が100個以下で,レイアウト設計が未だでしたら,まずは,縦横比最適化から行いましょう.
平均4.0% の生産性向上が得られます.
もし,運悪くレイアウト設計が終わっていたら,露光工程で配置最適化を行いましょう.
平均2.5%の生産性向上が得られます.
弊社の演算サービスは,どこからでも利用することができます.
ぜひ,本サイトを利用して大いに利益を上げてください.
これ以上,儲ける機会を見逃し続けるのはやめましょう.
それでもまだ,ご利用に不安な点がございましたら,
お気軽に
お問合わせでご相談ください.
それでは,次のページで本サービスを利用することの効果についてご説明します.
開発の経緯
最初はステッパーの付属品ソフトだった
それは2001年春のことでした.製品企画部のK氏が私を訪ねてきて「真に最適なウェーハ配置を実現するソフトを作って欲しい」と言いました.そのソフトを付けて露光装置の販売促進に利用したいと言うことでした.
技術の価値はステッパー市場より大きかった
露光装置の品質にも性能にも関係のない話でしたから,最初はお断りするつもりでした.しかし,問題解決で生み出される価値が年間1兆円規模である聞いて気が変わりました.「露光装置の全世界売上より大きいじゃん.」俄然ヤル気が満ちてきました.
技術開発は突き進んだ
確かに難問ではありましたが,最適化特有の「コツ」を知っていたので,従来の方法より,十分に優れたものを発明する自信はありました.実際,約半年後には有効チップ数の最大値を求めるアルゴリズムを発明し,ソフトを作り,2002年には特許も出願しました.ただ,この発明は,有効チップ数の最大値とそれを実現する1つの配置を示していましたが,インバリッド領域が減っても最大数を維持できるような最適配置ではありませんでした.そこで,さらに研究を進め,最適配置まで導く方法を完成し,2004年に特許出願しました.
利用の道は閉ざされていった
ところが,依頼者のK氏は異動してしまい,解法とソフトは完成したものの,そのままの状態になっていました.そして,装置開発の失敗で事業が危機に陥ると,2009年に最先端だった液浸露光装置から撤退することが決まり,権利化した特許も放棄することになりました.
今度は縦横比最適化のテーマが浮上
ところが,2011年になったある日,半導体素子の設計開発を行っている部門のO氏から電話がありました.私の特許を見つけたらしく,そのソフトを使いたいとのことでした.
少しでも会社の利益に貢献できるならと思い,O氏の要望に応えると同時に,その利用目的を尋ねました.O氏によると,有効チップ数を最大化する最良のチップ縦横比を調査しているとのことでした.しかし,O氏は縦横比最適化の依頼をしてはいなかったですし,この頃は露光装置のモデルベース開発に取り組んでいたこともあり,会社では何もせずにおりましたが,定年後は本格的に取り組んでみようと思っていました.
定年退職後の挑戦テーマ
そして,中途入社から27年で60歳定年を迎え,早速,チップ縦横比最適化のアルゴリズム開発に没頭しました.殆どのアイデアは概ね出来上がっていましたから,実際にプログラミングして動作確認するだけでした.2017年6月には,個人で特許出願し,2018年9月には,無料のクラウド演算サービスを開始しました.